GO!強盗
時は2009年12月24日(作成当時は来年のクリスマスだった)。アメリカ合衆国ヴァージニア州のお話。
メインストリートの端に、一人の若き脱走兵が4人(多いな)いた。その名をα(アルファ),β(ベータ),θ(シータ),そして(想像つくだろう)、δ(デルタ)。
この名は、作者が「分かりやすい小説(?)を!!」と考えた末、できた名であり、決して作者の手抜きで無い(と思って読んでくれ)。
さて、この脱走兵は、「アメリカ陸軍東部守備隊第24連隊第5大隊第8小隊デルタ分隊(たぶん実在しない)」に所属し、みんな男。しかも全員独身(だから一緒に逃げた)である。
だが、共通点はそれだけじゃない。なんと、みんな同じ人が好きなのだ。その名はキャスリン(まともな名だな)。
α「隊長!自分たち(4人一緒にいる)も彼女がほしいのであります。」
小隊長「だからなんだ?」
α「このクリスマス、自分の想いをあの娘に伝えたいのであります。」
小隊長「だからどうした!?」
α「よって、今日のパトロールは、出れないのであります。」
小隊長「ふざけるな!!!!!!!!!!!!!!!」
「貴様!その程度の意思でこの軍に入ったのか!!!!!!パトロールは出ろ!!これは命令だ。破れば軍法会 議にかける事もできる。 」
α「・・・・・」
「分かったのであります(んなわケネージャン)。」
この会話は、αしか出てないが。後ろに、残りの3人もいる。
そしてパトロール中に脱走・・・
つまり、この男どもは、「そろそろ彼女がほしい!!」という理由で、逃げちゃった、馬鹿ないし軟弱者だ。
さて、無計画な脱走で無一文(よく逃げられたな・・・)。しかもACU迷彩服(米陸軍正式採用迷彩服)に、武器、サスペンダー、防弾チョッキ、戦闘ベスト・・・と、すごく目立ってしまう。
このままでは銀行にお金をおろそうにもおろせない・・・。そんな彼らは、
「装備はある・・・ おろせないけど、襲えるじゃん!!」
・・・
馬鹿だ。
キャスリンほったらかしで強盗・・・
だが、馬鹿な彼らは、ヴァージニア銀行(実在してもまったくかんけー無い)に向かった。タクシーで。(タクシー代は有ったんだ・・・)
に向かった。タクシーは、「このタクシーを徴用する」などといって、金を払ってない(やっぱり無一文)
4人(タクシーは2台)は、銀行に入ると、まず全員にフリーズコールをかけ、銀行員を中央に集めた。
(もちろんすべての外部とのドアは、銀行に装備してある防弾シャッターで閉鎖済みだ。)
αが人質を見張り、βが金庫、θが監視,放送室、そしてδが隠れている人を捜し歩いた。
さすがは軍人。 10分で戻り、報告するという効果的な方法で、4人、人質が増え、金庫の場所、監視,放送室の場所も判明した。その間αは、銀行員の尋問と持ち物検査を行い、15丁のGLOCK26ハンドガンと、3丁のM1911系ハンドガンを回収。そして、金庫の本日の暗証番号を聞き出した。
俺たち天才!!??などと自惚れる馬鹿4人。
そのとき、外から放送があった。
「銀行強盗犯に告ぐ。 こちらはアメリカ陸軍中央本隊である。
お前たちの装備、武器は判明している。必要に応じて、小隊を突入させるか、戦車砲を使い、お前たちを殺傷することも可能だ。
だが、今すぐ投降すれば、裁判という選択肢が残されている。
戦車砲は、10分後に撃つ。
死にたくなかったら投降しろ。」
馬鹿4人は驚いた。まさか戦車砲がこようとは・・・
4人は考えた。今投降しても裁判&軍法会議で、たぶん死刑。
ならば投降はありえないとして、選択肢はつあった。
1.人質の処刑を開始 3.外に出て乱射
2.自殺 4.地下金庫に逃げ、小隊を迎撃
β「4の地下金庫に逃げ、小隊を迎撃を」
θ「ファイナルアンサー?」
β「ファイナルアンサー」
ミリ●ネアではない。
この決定によって、人質を残し、4人は地下金庫に逃げた。
〜10分後〜
上空30フィートを戦闘機が飛んだような轟音と、震度5弱並の揺れがあった。
そして、小隊は突入した。犯人の死体を確認しに・・・
しかし、そこに犯人の死体はなかった。
小隊は銀行中を探し、地下金庫を発見した。
暗証番号が分からないドアを、微量のC3爆薬で吹き飛ばした。
そのとき、いきなり鋼鉄の雨が降ってきた。
M16の銃弾と、M203グレネードランチャーの放つグレネードである。
すかさず小隊は特殊閃光手榴弾を投げるとともに、耳をふさいだ。
閃光はゴーグルで防がれた。
呆然と立ち尽くしている4人を隊員が射殺・・・のはずだった。
だが、4人もゴーグルをつけていたのだ。
耳は、ヘルメットで覆われ、ほとんど聞こえず、特殊閃光手榴弾は意味を成さなかった。
その間に3人の小隊員が死亡した。
だが、次の瞬間、4人は攻撃をやめてしまった。・・・・・なんと、小隊とは、「アメリカ陸軍東部守備隊第24連隊第5大隊第8小隊(馬鹿の所属小隊)」であった。
4人は軍人としては「馬鹿」である。
敵とは絶対ではなく、相対的なものだ。これは味方にもいえる。
昨日までの敵(味方)が、今日の敵(味方)とは限らない。
同じく、昨日までの味方(敵)が、今日の味方(敵)とは限らない。
彼らは判断を誤った。
第8小隊の皆を敵(Enemy)ではなく、味方(Friend)と識別してしまったのだ。
8小隊は、銃声がやんでも、「念のため」に、M203グレネード1発と、M16を1弾倉ぶん掃射した。
もちろんHIT。
判断を誤った馬鹿4人は死んだ。
作戦は成功であった。
戦闘中に、余計な感情を抱くとこうなる――――この事件はそれを証明した。
どうでもいいけど、キャスリンは小隊長とくっついたそうだ。
完
ところで、このはなしには、「アメリカ」とか、「ヴァージニア」という、現世に存在する固有名詞が出ましたが、まったくもって関係なく、「ポイント298」とか「お米の国」でもよかったのであしからず。